
子育て中のお母さんに多い悩みのひとつが「赤ちゃんの便秘」です。まだ小さいうちは自分で意思表示ができないため、便秘かどうかを親が判断してあげる必要があります。
また、同じく幼稚園や小学校に通っている子どもにも便秘の悩みはあります。食生活の乱れが原因となっている場合もありますが、子どもの場合は精神的な不安やストレスが原因になっている場合もあるので注意しましょう。
小さな子どもや赤ちゃんがなかなか大便をしないと、親としてはつい慌ててしまいがちですが、まずは焦らずに様子を確認することが大切です。
特に生まれたばかりの赤ちゃんの場合は、ほとんど母乳やミルクしか摂取していませんので、もともと硬いウンチは出ないからです。
また、小さいうちはちょっとしたことで便がつまりやすくなるので、1、2日程度であれば大便が出ないということも良くあります。その都度病院に行っていては子どもにもお母さんにも大変なので、まずは焦らずに様子を見ることから始めましょう。
もし3日以上連続で便が出ず、かつ子ども(赤ちゃん)の機嫌が悪かったり、食欲がなかったりした場合は、便秘を疑って一度診察を受けてみましょう。
赤ちゃんの便秘で特に多いのが、離乳食を始めた直後の便秘です。
これまでは母乳やミルクなどの液体しか口にしていませんでしたが、離乳食が始まると固形物も増えてくるので、どうしても便が硬くなってしまい出にくくなります。
これは多くの赤ちゃんで起こることなので、特に異常なことではありませんが、もし心配ならば一度医師に相談してみましょう。特に赤ちゃんが大泣きをしたり、機嫌を悪くしたりしない限りは、多少便の出が悪くても大きな心配をする必要はありません。
ある程度成長して普通にご飯が食べられるようになると、徐々に子どもにも好き嫌いが出てきます。この時、甘やかして好き嫌いを許してしまうと、それが原因で便秘につながることがあるので注意しましょう。
特に食物繊維が豊富な野菜や海草類、または豆類などを好き嫌いしていると、便秘になりやすくなってしまいます。
また、排便には「生活のリズム(バイオリズム)」が大きく影響していますので、毎日の食事の時間を一定にすることが大切です。
学校が始まれば、朝食と昼食はほぼ毎日同じ時間帯になると思いますが、まだ自宅で子育て中の家庭の場合は注意してください。大人の場合は少しくらい食事の時間がずれても問題ありませんが、子どもにとっては影響が大きいということを理解しておきましょう。
大人に比べて、赤ちゃんや子どもは精神的な不安が体調にも影響しやすくなっています。特に、生活環境の変化などには敏感に反応するので注意が必要です。
例えばトイレトレーニングを始めた時や、幼稚園に入って家から離れた時など、環境の変化によって体調を崩したり、便秘になったりすることがあります。
この場合は一時的な症状で収まることも多いですが、小さな子どもは自分から不安を訴えることができませんので、両親がしっかりと気づいてあげることが大切です。
もし子どもが不安そうにしていたり、あるいは不機嫌な様子が続くようなら、そっと抱きしめてなるべくたくさんスキンシップをしてあげましょう。
精神的な不安が少なくなれば、徐々に笑顔が戻って体調も回復してくるはずです。
赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭で注意したいのが「水分不足」です。小さいうちは体温が高く汗をかきやすいので、こまめに水を飲むように大人が指示してあげましょう。
大人になると気づきにくくなりますが、小さな子どもは寝ているだけでもけっこうな量の汗をかいていますので、寝起きなどにも注意します。
その他、お風呂上がりや学校から帰ってきた後など、定期的にお水を飲ませる習慣をつけておくとよいでしょう。
子育て中は食事の量にも気を配ると思いますが、子どもの肥満を不安に思うあまり、食事の量を少なくしてしまう場合があります。そのせいで便の量が減ってしまい、便秘につながるケースがあるので注意しましょう。
もし子どもがご飯を食べすぎだなと感じたら、すぐに量を減らすのではなく、よく噛んでご飯を食べるようにクセをつけます。噛む回数が増えることで満腹感が増しますし、また食事の消化も良くなるので一石二鳥です。
それから当たり前のことですが、毎日の食事の内容が偏らないように、なるべくバランスの良い食事を作ることも重要です。
自分で出歩けない赤ちゃんから幼児の期間では、両親とのスキンシップがひとつの運動代わりとなっています。
そしてそれと同時に、両親に触れることで精神的な不安を取り除く役割もありますので、なるべく多くスキンシップの機会を持つように心がけましょう。
特にまだ言葉をしゃべれないうちは、便が詰まっていて苦しくても自分で訴えかけることが出来ないので、子どもの変化にも気づきにくいです。子どもの変化に敏感になるためには、毎日のスキンシップが非常に重要なので、しっかりと時間を確保しましょう。
できれば小さな子どもに対してお薬は使いたくないところですが、便秘が長引きそうな場合はそうもいっていられません。
放っておくとクセになって便秘が慢性化してしまう可能性があるので、長引きそうな場合は薬を使って早めに解消することも必要です。
この辺の判断は素人ではできないので、かかりつけの医師に確認して、薬を飲ませるかどうかを決めましょう。
安易に薬を飲ませるのは良くないことですが、かといって便秘の状態をずっと我慢させるのもかわいそうなので、迷った時は早めに医師に相談することが大切です。
小さな子どもにはお薬やサプリメントはあまり使いたくないので、まずは腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖を食べさせてあげるのがオススメです。天然のオリゴ糖なら副作用もなく、また砂糖に比べてカロリーも低いので、赤ちゃんでも安心してあげることができます。
オリゴ糖と一緒にぜひ食べさせたいのが乳酸菌入りのヨーグルトです。ただし、市販のヨーグルトでは乳酸菌が不足しているため、できれば手作りのケフィアヨーグルトを食べさせてあげるのがおすすめです。食べさせる際は、砂糖ではなくオリゴ糖をかけてあげましょう。

小さな子どもの場合、ちょっとした便秘ならよくあることなので、そこまで気にする必要はありません。ただし、長引くとクセになってしまうこともあるので、気になる場合は早めに医師に相談しましょう。一番大切なことは、日頃から便秘にならないように両親が気を配ってあげることです。毎朝の食事に、オリゴ糖をかけたヨーグルトを出してあげるなど、子どもの食事には気を配りましょう。